実習の感想②

7月19日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の定秀孝介先生の実習を終えての感想を掲載します。



 学生時代にある総合病院に実習に行った時に、在宅医療の往診に同行させていただくことがありました。その際、2時間で10人くらいの診察をしていました。1件あたりの診察時間も短く、診察もほとんどしていなかったように記憶しています。数分会話して前回と同じ薬を処方するのが往診だと思っていましたが、違いました。コールメディカルクリニックでは午前中に3~4件を訪問診療しています。1件あたりの訪問時間も長く、毎回バイタルから診察・問診までを丁寧に行うため、普通の病院での診察よりも非常に質の高い医療を受けておられるような印象をうけました。コールメディカルクリニックに無い装置はCT、MRI、レントゲンですが、提携病院で撮影可能であり、在宅だからといって診療の質を低くありません。院長はじめ、救急やICUで経験をつんだ優秀な医師、スタッフがそろっているため、いざという時には非常に迅速な対応が可能との事でした。大動脈解離や腹部大動脈瘤の切迫破裂などで一命を取り留めた患者さんは非常に先生方に感謝をしておられました。頻繁に顔を合わせることで、患者さんの状態が的確に把握でき、次に起こりうる緊急疾患を予想できるそうです。こういった先生方が24時間体制で対応していただけるということで、患者さんは自宅にいながら非常に大きな安心を得ることができると思います。
 また、在宅医療の導入の前には、患者さんが関わる全ての人(家族、ケアマネージャー、訪問介護士、入院病院のスタッフなど)とカンファレンスを開き、どのように患者さんを在宅で治療をしていくか相談しています。このカンファレンスで患者さんに関わる全ての人が患者さんの治療方針を確認することができ、患者さん一人一人に合った治療を行うことができていました。
 もう一つ驚いたことは、スタッフと患者さんの距離が非常に近いということでした。患者さんの冷蔵庫を勝手にあける院長や、患者さんと喧嘩しながら嚥下機能訓練をする言語聴覚士、患者さんと飲みに行ったり、カープを応援に行ったり、亡くなった後に花を持って見舞いに行ったり、家族のような関係を築いておりました。
 
 今回の実習で在宅医療の必要性を痛感しました。コールメディカルクリニックでは一般の病院では出来ないような、患者さん優先の医療を実践できていると思います。自分自身も、当院のスタッフのように患者さんと家族に満足していただけるような医療を提供できる医療人になりたいと思いました。今までは患者さんと病気以外の会話をすることが少なかったですが、世間話をすることで患者さんのいろんな思いを聴けることができました。
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by cmcweekly | 2011-07-28 15:38 | 感想

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