実習の感想③

11月3日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の中村覚粛先生の実習を終えての感想を掲載します。



 私は2週間の短い期間でしたが、CMCの研修を終えました。
脊椎腫瘍のため在宅リハビリをされていた女性、介護者は夫。家に訪問してみると、○○さんはベッドに横になっており、こちらのしゃべっていることは聞き取れている様子だが、言葉はうまくしゃべれず、表情で読み取ることができる程度。私と先生が話しかけても「あっちにいけ」っと診察を嫌う様子。旦那様以外の男性はだめですかの質問にい「yes」とお返事。夫から最近の様子を問診すると脱腸を繰り返しているらしい、暖めるだけですごく効果があると。診察上は特に変化なくこのままリハビリを継続するという方針へ。後日、私は○○さんのリハビリに動向させていただきました。始めは筋肉をほぐすマッサージから。本人は痛がり、やめてくれっといった感じ。すでに下肢は廃用に近い状態になっているため、根気強いマッサージが必要となる。マッサージが終わるとボールを使ったリハビリ。私は、このとき、信じられない光景に出会いました。あれほど体を動かすことを嫌っていた○○さんは、すばやくボールとキャッチすると私にフェイントまでしてきたのです。表情も以前と違い笑顔が見られます。
 次は院長と同世代の女性。こちらも脊椎腫瘍で寝たきりです。表情はおだやかで、先生は話し相手?といった感じ。人とおり診察を終え、△△さんは先生を雑談していた。「昔は生きることさえ意味がないと思っていたのにね~、今はこうして先生と話をすることさえ楽しいのよ~。ありがとうね~」今はこうして笑顔で対応できるが、病気を受け入れるまでには相当の苦労があったのだと思う。
 私が往診に同行して受けた印象は、医療はCMCなど在宅医療を中心に成り立っているということである。私は基幹病院の研修医ですが、こうした病院に送られてくる患者さんの普段の生活を診て支えておられること、基幹病院はそれを支え協力する位置にすぎないと思う。
 CMCは普段の在宅医療のイメージとは違い、活気があり、やはり救急を感じさせるのは広島県の医療従事者の中で浸透しつつありますが、私は一番感じたのは、人が好きだということです。人間性を重んじなければここまでの医療サービスを提供することはできないと感じた私はCMCの研修では病院ではみることのできないたくさんの笑顔を見ました。ですが、すべての患者様にCMCにたどりつくまでドラマがあったとお聞きしました。それを長期間時間をかけ努力された患者さんとCMCスタッフの結果なんです。医者を目指したときにみんなが思った人を助けるとはこのことではないかと私は思います。
 最後に、院長の気さくさと暖かさは私の将来目指すべき医師像です。患者様のみならず、スタッフみんな気兼ねなく対等に話しができます。病院にも教科書にない経験からの診察・治療法も教えていただきました。私自身、私は先生とお会いできて今後の自分の将来を考える良い出会いになりました。本当にありがとうございました。
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by cmcweekly | 2011-11-04 16:08 | 感想

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