母の気持ち

“優等生”とはほど遠い学生時代を過ごしてきた。
「あんたは私以上に子供に苦労させられるからね!!」それがいつも母の口癖だった。
よく娘は父への反抗期があると言われるが、私は全くなくその分、母への反抗期があった。
一緒に買い物に行けば価値観の違いで喧嘩をし、塾の成績が悪ければ楽しみにしていたカープの試合は見に行かせてもらえず、服装、言葉遣い、生活態度、全てに口うるさく言われ母が大嫌いだった。

そんな私も成人を迎え一人の男性と出会い結婚をする事になった。結婚式でよくある“親へのスピーチ”15歳で親から離れて生活をしてきた為、どちらかといえば他人への感謝の気持ちの方が強く、正直あまり感謝の言葉が見つからなかった・・・。

そんな私が2011年2月6日に一人の娘の“母”になった。出産時立ち会ってくれたのは母だった。子育てなんて・・・と子育てを甘くみていた私。一週間でギブアップしそうになった。
夜泣きがひどく一睡もできずにいた私に“少し寝なさい!私が見とくから!”と娘を一晩中抱っこして私を寝させてくれた。沐浴に悪戦苦闘し、娘が大泣きをしていると母が横からやってきて慣れた手つきで娘を沐浴させた。

娘が風邪をひいたら母はズボンを買ってきた。少しでも顔にできものができたら、皮膚科に連れていけと言われ連れて行ったら病院の先生に“こんなんで来て”と呆れられた。

きっと母は孫と同じように私にもして来てくれたのだろう。

最近、よく娘が熱を出すようになった。その時にふと昔の事を思い出した。風邪を引いたら作ってくれた母のパンがゆ、すりおろしりんご、そして父が買ってきてくれる絵本が楽しみだった。

きっと私は両親に愛情一杯で育ててもらったんだろうなと思う。

初めて自分が“母”になり“母”の気持ちを知った。
そして“娘”に対しての思いを知った。

そんな母も今年還暦を迎える。お母さん私を育ててくれてありがとう。
そして体には気を付けてね。
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by cmcweekly | 2012-03-10 11:53 | プライベート公開

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