平和マラソン裏話

少し前の話になりますが昨年の11月に訪問リハビリの利用者さんと『広島平和マラソン』に参加しました。
翌日の新聞に『左手に託した夢ゴール』の題で記事として掲載されました。難病の方が多くの応援を受けて電動車いすで平和マラソンに参加。そして、伴走の作業療法士と5kmを完走する。といった内容でした。
しかしながら、そこには記事にはならなかった多くのドラマがありました。

f0208667_1513617.png











まず、実は利用者さんの娘さんも一緒に参加していたのです。当初は娘さんが中心の記事になるはずでしたが高校生(思春期?)の事もあり「写真が載るのも記事になるのも嫌!」と。しかし、マラソン当日は疲労で車椅子の操作が難しくなると率先してお父さんの車椅子を押してくれていました。とても良い光景でした。
そしてもう一つ、実は利用者さんと相談して奥さんへ直筆の『ありがとう』のタスキを作っていました。マラソン途中でそのタスキをかけてゴール地点で待つ奥さんをびっくりさせるといった作戦でした。
マラソン当日。折り返し地点で準備したタスキをかけて、いざ奥さんの待つゴールへ。

f0208667_1511320.png











ゴール付近で奥さんを見つけ駆け寄ったのですが、タスキを見る前から奥さんは「おかえり・おかえり・・・」と何度も叫びながら号泣されていました。奥さんは「夫が病気になって10年。夫は家で待っていて、自分が仕事に行くので“ただいま”としか言った事がなかった。10年ぶりに“おかえり”と言える事がうれしくて、うれしくて」と。・・・感動させてもらいました。
いまでもマラソン当時の応援メッセージや写真が部屋に飾られてあります。そしてタスキも台所にそっと飾られています。
[PR]
by cmcweekly | 2013-03-08 15:15 | プライベート公開

CMC広島のスタッフが毎週更新していきます。お楽しみに☆


by cmcweekly