七夕の日によせて

 年明け一月に父が亡くなり、実家には母一人が残されて寂しく暮らしています。
ちょうど七日の日は様子を見に行くことにしていたので、早朝から母の好物をこしらえ、お惣菜と果物を持参して実家へ向かいました。
申し合わせたように姉も到着していてびっくりです。
そして何より母がとても喜んでくれ、母子三人で過ごす至福のひとときは滅多になくゆっくりと時間が流れました。
高齢で足も悪くなり、一人になってひどく気弱になってきた感じがしました。
父の看病からようやく解放され自由の身になり、ゆったりと一人で過ごせて安気でいいなと内心思うのですが、長年連れ添った人が居なくなるのは、心にポッカリと大きな穴があいたようで、こちらが思う程簡単には埋めることは難しいみたいです。
仏間の部屋で昔話に花が咲きました。
決まって話題に上るのは、幼少の頃の二つの私の事件です。
ひとつは、夏休みに皆が休んでいる中お昼寝もせず、一人でこっそり抜け出し、海に泳ぎに出かけ、くらげにさされて泣いて帰ったこと・・・
もうひとつは、裏山の神社の境内でかくれんぼしてた時、見つけてもらえず、その内に祠の中で眠ってしまい、暗くなっても帰って来ない私を父が必死で探し見つけてくれて大怒られしたこと・・・
今となっては父から叱られた思い出がとても懐かしく、心地よい時間が過ぎました。
三人で早目の夕食を済ませました。
父の遺影の微笑みかけている写真がこっちを向いて物言いたげです。
きっと「お母さんを頼むぞ」って言ってるように聞こえます。

帰り道は昼間の大雨が嘘のような満天の星空になっていました。
こんなに星空をゆったり眺められた七夕さまの日は何年ぶりでしょう。
ひこ星と織り姫星も幸せな一日を過ごせたに違いありません。

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by cmcweekly | 2013-07-16 10:43 | プライベート公開

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