ともに歩む

ここ数年、コールにはTVや新聞といったマスメディアの取材が入ることが多くなっています。
患者さんのお宅への往診にも取材が同行することも多く、患者さんやご家族には多大なご協力をいただいています。
この場を借りてお礼を申し上げます。

今回、その取材にあたって気づかされることがありました。
「難病と闘っている患者さんとそのご家族の話を聞きたい」とう取材側からの要望があり、ある患者さんに取材をお願いすることになりました。

TVカメラが入るということであまり気が進まないのではないかと少し心配しながら取材についてお話ししたところ、いつもの明るい笑顔で「私は大丈夫」と。
あとはご主人と話し合ってみる、ということで話はまとまりました。
私としては、笑顔で承諾してもらえたことにほっとしながらいつも通り冗談を言いながら、いつも通りリハビリを行いました。
リハビリが終わって、私が記録を取っている間、患者さんはメモに何か書いています。
病気のため発声が困難で、私との会話はほとんどが筆談です。
メモを書き終えて、私に見せてくれました。
「宝くじに当たったこともないのに、(10万人に1人しか発症しない)こんな病気になってしまった。
これからどうなっていくか知っているから、つらい。でも皆さんのおかげでこうやって生活できる。ありがたい。
だから皆さんに知ってほしい」

いつも明るい笑顔を見せてくれるその方は声をあげて泣いていました。
今後症状が進行して寝たきりなってしまうことへの不安・恐怖を初めて私に見せてくれました。
取材の話をしたがために、その方の心の蓋を開いてしまったような申し訳なさ。
弱さを初めて見せてくれたことへの安堵感。
在宅生活を支えるコールメディカルとしての使命感。
様々な思いが一瞬のうちに交錯し、私も泣いてしまいました。
かける言葉が思いつかず、「その思いは取材の方に伝えます」と、ただその言葉だけを繰り返しました。
もっとちゃんとした言葉があったのかもしれないですが、今考えてみてもそれ以外の言葉は思いつきません。

患者さんの病気は様々であるけれど、どの患者さんも同じ思いなんだろうと思います。
その不安や恐怖が少しでも和らぐように、たとえ一瞬でも忘れられるように、少しでもお手伝いができれば…。
心に深く刻んで、コールメディカルクリニックの一員として、患者さんとご家族の応援団であり続けたいと思います。
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by cmcweekly | 2014-02-10 09:38 | プライベート公開

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