実践! 在宅医療現場の広島弁

早いもので広島に来て2年あまりが過ぎた。それまで広島に住んだことはなかったが、学生時代から広島出身の友人がいたので、こちらに来てからもあまり広島弁に違和感を感じていなかったように思う。

「いけん」「~けん」「~け」「~じゃけ」「~じゃけん」「~じゃろ」は自然と耳になじんでいた気がする。「しんさい」「きんさい」「みんさい」はなんだか、とっても温かみを感じる広島弁だと思った。

「かばち」「がんぼ」は以前から知っていたので、広島では日常的に使われているのかと思っていたが、今のところ在宅医療の現場で聞くことはない。

在宅医療の現場ならではの広島弁と言えば、やっぱり「たいぎい」と「やねこい」が最頻出だと思う。他に「はしる」「にがる」「あおじ」もよく耳にする。うまく知覚や視覚を表現した言葉だと思う。

初めの頃わからなかった言葉に「たう」「すがる」「はぐる」がある。最初は頭の中で別の言葉に置き換えないとピンと来なかった。2年たった今では、直感的に理解できるし、「きっぽ」や「めぼ」でさえも、感覚的にわかるようになった。

驚いた広島弁のひとつに「たちまち」がある。はじめて聞いたときは、意味はわかるものの、不思議な用法だと思った。確か「家に帰ったら、たちまち○×が必要ですね」というような会話だったと思う。「たちまち」という言葉は、今まで「すぐに、短時間に、見る見るうちに」というような意味で使っていたので、「とりあえず、まずは」というような意味で使われていることに妙な新鮮さを感じたことを覚えている。

今でも少し考えないと意味がわからない広島弁に、「いたしい」「しゅわい」「おらぶ」「かぐる」がる。瞬間的に意味を理解するには、もう少し経験を積まないと難しい。

私にとってもうひつと難易度の高い広島弁は、「~なかった」だと思う。「○×は大きいなかった」というと、私にとっては「大きくなかった(つまり、小さかった)」なのだが、正解は「大きかった」と全く逆の意味で、当初は戸惑った。今では頭ではわかっているつもりなのだが、この否定肯定文ともいうべき広島弁を聞くと、やっぱり「今のは否定文?肯定文?」と一瞬考え込んでしまう。
[PR]
by cmcweekly | 2014-03-14 15:12 | プライベート公開

CMC広島のスタッフが毎週更新していきます。お楽しみに☆


by cmcweekly