平成26年度 実習の感想⑦

広島赤十字・原爆病院 研修医2年目 松原千春

地域医療実習の一環として、コールメディカルクリニック広島で大変有意義な研修をすることが出来た。
学生のときに岡林先生の講義を聞いて以来、在宅医療を自分の目で見てみたいという気持ちが強かったので、今回このようなチャンスを与えられたことに心より感謝の意を表したい。
在宅医療では、家族関係や家庭環境など、病院にいるとなかなか見えてこないような面を垣間見ることが出来、今まで病院で見てきたのは本当に一面だったのだと感じた。また、病院では急性期の状態を乗り切ると退院してしまうため、その後の状態を深く考えることがなかったことを痛感した。長期的に見ていると、病気は悪くもなり良くもなり、非常に波があるもので、患者がその波間にあって生きがいを持てるよう手助けするのが医療者の役割であり医療の心なのだということを学ばせていただいたように思う。また、往診では病院にいるときよりもはるかに深く家族と関わることが多かったため、家族のことを考えなければ本当に有意義なかたちで患者の力になることは出来ないのだということを強く感じた。闘病中に家族は非常に重要な役割を果たし、彼らの言動は病気に対する患者の姿勢に大きく影響する。そして患者が自らの病気を受容するまでに様々な段階を経るのと同じように、家族も同様の情緒的な反応を経験する。先生方やスタッフの方々は、その患者の家族構成や家族の結束、コミュニケーション能力、それに信頼できる隣人や友人がいるかなど、深い洞察力を持って把握しておられ、時には患者と家族の間の精神的な仲介者となることで、患者とその家族が病とともに生きていく手助けをされていた。そのような姿を間近で見ることが出来たことは、これから医療者として患者とその家族に関わっていくうえで大きな財産となったように思う。
最後に今回の研修でお世話になった先生方やスタッフの方々に心からお礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。
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by cmcweekly | 2014-11-28 09:02 | 感想

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