カテゴリ:感想( 34 )

広島赤十字・原爆病院 研修医2年目 松原千春

地域医療実習の一環として、コールメディカルクリニック広島で大変有意義な研修をすることが出来た。
学生のときに岡林先生の講義を聞いて以来、在宅医療を自分の目で見てみたいという気持ちが強かったので、今回このようなチャンスを与えられたことに心より感謝の意を表したい。
在宅医療では、家族関係や家庭環境など、病院にいるとなかなか見えてこないような面を垣間見ることが出来、今まで病院で見てきたのは本当に一面だったのだと感じた。また、病院では急性期の状態を乗り切ると退院してしまうため、その後の状態を深く考えることがなかったことを痛感した。長期的に見ていると、病気は悪くもなり良くもなり、非常に波があるもので、患者がその波間にあって生きがいを持てるよう手助けするのが医療者の役割であり医療の心なのだということを学ばせていただいたように思う。また、往診では病院にいるときよりもはるかに深く家族と関わることが多かったため、家族のことを考えなければ本当に有意義なかたちで患者の力になることは出来ないのだということを強く感じた。闘病中に家族は非常に重要な役割を果たし、彼らの言動は病気に対する患者の姿勢に大きく影響する。そして患者が自らの病気を受容するまでに様々な段階を経るのと同じように、家族も同様の情緒的な反応を経験する。先生方やスタッフの方々は、その患者の家族構成や家族の結束、コミュニケーション能力、それに信頼できる隣人や友人がいるかなど、深い洞察力を持って把握しておられ、時には患者と家族の間の精神的な仲介者となることで、患者とその家族が病とともに生きていく手助けをされていた。そのような姿を間近で見ることが出来たことは、これから医療者として患者とその家族に関わっていくうえで大きな財産となったように思う。
最後に今回の研修でお世話になった先生方やスタッフの方々に心からお礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。
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by cmcweekly | 2014-11-28 09:02 | 感想
広島赤十字・原爆病院 研修医2年目 玉本聖佳

 私は2014年9月8日〜9月30日までの3週間、コールメディカルクリニック広島で地域実習をさせて頂きました。
 一番印象的だったのは、末期がんの患者さんのお宅での笑顔でした。ご主人や娘さんが献身的に清拭などお世話しておられ、徐々に迫ってきている別れに対する寂しい気持ちや、痛みに耐える姿を見て心を痛めておられるだろうに、常に笑顔で過ごされていました。患者さんも穏やかなお顔をされていて、コールの先生や看護師さん、訪看さんやヘルパーさん、ケアマネさん、皆さんが良い笑顔で、同じ時間を共有できたことがとても幸せでした。病院でも何人かの末期がん患者さんの看取りを経験させていただく機会はありましたが、こんなに穏やかではありませんでした。やはり自分が自分らしくいられる場所で最後の時間を過ごすことができるのは幸せなことだと思いました。それは自宅でなくても良くて、私が普段働く病院で患者さんに穏やかな最期を迎えていただくために、私に何が出来るのだろうかと考えさせられました。しかし、1人の患者さんのために本当に沢山の人が動いているということを垣間見ることが出来、1人で考えなくても良いんだと、とても心強く思いました。
 また、私が想像していたより多くの医療行為が在宅で行われていました。人工呼吸器管理や気管支鏡、気管カニューレ交換、胃瘻交換は在宅で可能であると考えたこともなく、かなり驚きました。エコーや心電図、血液検査、呼吸機能検査も出来て、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査以外のことはほぼ出来るということに感動しました。機械がそろっていることはもちろんですが、先生方の、『家でもできるかもしれない、やってみよう』という発想と気持ち、創意工夫、技術に感銘を受けました。しかしだからこそ病院に紹介するタイミングを見極めるのが難しく、また重要であると感じました。
 私自身、将来がん診療にかかわっていきたいと考えており、以前より在宅で疼痛管理できるのは理想的であると思っていました。コールで実際の診療の様子を見てますますそう思うようになりました。また、病気自体だけでなく、家庭環境や家の造りなどで通院困難な場合があることを知りました。今後は家での患者さんの様子を考えながら診療にあたっていこうと実感しました。
 コールメディカルのスタッフの皆様にはお忙しい中大変ご迷惑をおかけしたと思います。おかげ様で大変有意義な研修が出来ました。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。本当にありがとうございました。
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by cmcweekly | 2014-10-20 17:50 | 感想
                    臨床評価実習を終えて
                                 朝日医療専門学校 理学療法学科
                                         3年 清水康平
 今回の臨床評価実習を終えて在宅医療の考え方が大きく変わりました。今まで訪問診療・リハビリというものは各職種がそれぞれ自分の仕事だけを行っていると思っていました。しかし、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士などが同じ事業所内で普段から多くコミュニケーションをとられていることで、いい情報も悪い情報もすぐに全員で共有し対応されていました。先生方でも上手くいかなくてはがゆいと思ったり、どうしていいか分からなかったりすることがあると言われていましたが、そういう時に他職種の方との連携をとることで少しでも患者様に対してできることを考え、実行していく姿勢を見て感銘を受けました。
 今回たくさんの訪問診療・リハビリに同行させていただきました。患者様だけでなく、ご家族様の様子なども感じ取り、患者様を取り巻く環境全てを把握し必要に応じてご家族様への声かけや他職種への情報提供をされていました。
 また実習の中で難病の患者様にも関わることができました。最初、難病の方は外出意欲も低く、マイナス思考であるというイメージを持っていました。しかし、できないことが増えていく中でも、やりがいのあること・やりたいことを見つけていく姿勢、社会のためになにかをしたいという考えを持たれており、難病に対するイメージが大きく変わりました。できないという考え方から、「やってみよう!」「できた!」という考え方に変えていけるように外出への促しなどを行い、QOLを向上させていくことも理学療法士の仕事になるのではないかと考えました。
 患者様に対してデイケアでは、自分でできることとできないことの見極めを行い、患者様自身でできることは時間がかかることでも、なるべく手を出さないという方針で介護をされてしました。「やってもらう」という受け身の介護からの脱却を図ることが大事だと教わりました。
 この先理学療法士となり働いていく中で、患者様のリハビリへの意欲・楽しみに繋げる配慮を行うことが重要だと思いました。患者様に興味を持ってもらえるような関わり方をしていき、いい意味で個性のある理学療法士となりたいと思います。そのために現状に満足せず、向上心を持って日々の勉強に取り組んでいきたいと思っています。病院とは違いいろいろな疾患と向き合えるからこそ、試行錯誤しながらリハビリを展開し、何かを達成する過程に携わることのできる楽しさが、患者様と長く関われる訪問サービスにはあると思いました。
 最後になりましたが、この3週間の実習でお世話になったコールメディカル広島の皆様、本当にありがとうございました。また、坂の途中で拾って下さった皆様、神様に見えました。本当に3週間ありがとうございました。
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by cmcweekly | 2014-09-17 08:59 | 感想
 JA広島総合病院 臨床研修医2年目白石剛章

 私は2014年7月28日〜8月8日までの2週間コールメディカルクリニックで地域実習をさせて頂きました。

 コールメディカルの事は大学生の時に岡林先生が講義に来て下さっていたので、お話は聞いていたのですが実際に患者さんのお宅を訪問するのは暑い時期でもあり、また輸液や検査道具なども運ばなくてはならずかなり体力のいるものでした。

 私は今回の研修では次のような事を学ばせて頂きました。
 1つ目に、医療の現場が病院ではなくご自宅であると言う事です。病院内での少し緊張気味の患者さんも、訪問医療では患者さんがリラックスしており普段通りの生活をみる事ができました。またご自宅にて医療を受けられる事により患者さん本人にも家族にも自宅での生活を保てる点が良いなと実感いたしました。さらには、実際に訪問させて頂くことによりどのような生活環境かもわかるので病院で患者さんに問診だけでは得られないものがたくさんあり、患者さんに密着した医療ができると思いました。
 
 2つ目に、慢性期の患者さんのリハビリや在宅医療について学ばせて頂きました。いつも病院では急性期の患者さんを診させて頂いているのですが、その後の慢性期ではどういった事をしているのかなどがわかり以前よりは患者さんの立場で物事を考えられるようになった気がします。

 3つ目に、緩和医療での訪問医療の必要性について学ばせて頂きました。最後は自宅で家族に囲まれて迎えることができ、病院とは異なりいつもの落ち着いた場所で最後を迎えられるため病院にはできない在宅ならではの医療だと実感しました。

 今回の実習を通して、在宅医療では1日4〜6件など病院での外来診療の件数と比較して少ないものではありますが、在宅医療ならではの在宅医療にしかできないものがある事を学ばせて頂き大変有意義な研修をさせて頂きました。

 この2週間でお世話になったコールメディカルのスタッフの皆様大変有り難うございました。そしていつも汗だくになり、いつでも乗せていってあげると気を使って頂き有り難うございました。優しい皆さんのおかげでとても楽しい時間を過ごすことができました。
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by cmcweekly | 2014-08-26 09:14 | 感想
広島赤十字・原爆病院 研修医2年目 大塚彩加

 私は2014年8月1日より、地域医療研修としてコールメディカルクリニック広島で約3週間お世話になりました。第三の医療と言われる在宅医療ですが、これまではぼんやりとしたイメージ(自宅で訪問診療をしている?緩和ケア?)を持っていただけでした。今までの病院研修では入院中担当した患者さんが、退院して自宅に帰ったらどのように生活をしているのか、リハビリ病院に転院した後はどうなったのかはあまり知ることも、考えることもありませんでした。今回は折角の地域医療ということで在宅医療を実際に見てみたいと思い無理を言って研修をさせていただくこととなりました。
 研修初日、最初の往診先はグリーフケアでした。四十九日を過ぎ、亡くなってご家族と生前はどうだったとか、どんなものが好きだったかという会話をするだけでも家族のケアになっていると感じました。在宅医療で最期を迎えたことが患者さんにとっても、家族にとっても後悔のない選択だったのかなと思いました。在宅医療を選択するには周囲の協力や環境が不可欠ですが、今後は医療の選択肢として在宅医療を選択できる人が増えるような環境が整っていくことが望まれると思いました。
 病院での脳外科研修中に一時担当した患者さんの往診にも行くことができました。私が知っている中で入院中は意思疎通も困難で、自分で動くことも、食事摂取することもできませんでした。退院後はリハビリ病院転院し帰宅していました。往診に行きお会いすると入院中とは全く違った様子で、会話ができ、自分で食事を摂り、立つこともできるようになっており驚きました。今までは急性期に入院し、急性期を過ぎて安定したら転院していくという流れしか見ていませんでしたが、今後は転院してその後どうなっているのか、家での生活はどうなるのかといったことをイメージし、配慮していけるようになりたいと思いました。
 今回学んだことの一つに医師、看護師、リハビリ、栄養面、ケアマネージャー…といった多職種間連携の重要さがあります。チーム医療とはよく言われますが、普段は自分のやることで精一杯で考えることはあまりありませんでした。退院前カンファレンスでは患者さん本人、家族、ケアマネージャー、リハビリ、デイケア、看護師、医師など多職種間でのカンファレンスが行われており、一人の患者を在宅で診て行く事の大変さや幅広いケア、配慮が必要であることを実感しました。また、コールメディカルクリニックでは患者さんについての多職種の情報共有にも驚きました。医師、看護師、リハビリはもちろん事務の方々も患者さん、家族について把握していました。その他、普段は何をしているのか知らなかった、リハビリ往診(PT・OT・ST)に同行もさせていただきました。個々の患者さんの状況や希望に応じて運動療法、呼吸リハビリ等さまざまな事を行っていました。リハビリ中にも気になることがあればすぐに、医師、看護師に気軽に相談できる環境であることも魅力的だと思いました。
 今回の研修では普段病院での研修では見ることはなかったことを見て、たくさん知ることができました。何よりも在宅医療は患者さんが主体であることを痛感しました。3週間で様々な家に行きました。当たり前のことですが、患者さんも家族も、生活環境も経済状況もそれぞれ全く異なっています。病院での医療では患者さん個々の状況に合わせていくことに限界があると思いますが、在宅医療では患者さんの希望に応じることのできる範囲も広いと思いました。むしろ在宅医療はあくまでも患者さんの普段の生活の一部で、普段の普通の生活を送っていくためにサポートする立場だと感じました。
 最後になりますが、お忙しいところ研修を引き受けてくださり本当にありがとうございました。無礼なこともあったと思いますが、皆さん優しくしてくださりありがとうございました。患者さんも家族の方もみなさん優しくしていただき助かりました。今回の研修で経験したことを無駄にせず、役立てて行きたいです。まずは、今までよりは患者さんの退院後や家族、周辺の環境について考えていけるのではないかと思います。また、自分の勉強不足、経験不足も実感したのでコールメディカルクリニックの先生方のように患者さん、家族、医療従事者からも信頼されるよう勉強に精進していきたいと思います。
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by cmcweekly | 2014-08-25 18:09 | 感想
JA広島総合病院 山口 哲司

 地域医療としてコールメディカルクリニック(以下CMC)で2014年6月16日から27日までの2週間にわたり研修させて頂きました。

 学生の頃からCMCの話は聞いたことがあり、在宅医療というものがあるということは知識としては知っていましたが実際に同行させていただくとかなり違った印象を受けました。

 まず感じたのは患者さんや家族の表情でした。普段自分たちが接している感じとは違い患者さんやその家族がとてもいきいきとしていました。その理由を自分なりに考えてみたところいくつか思いつくことがありました。一番大きいと思ったのは患者さんと接するのが患者さん自身の家だという事です。病院での診療はアウェーな環境で、病院嫌いな人も多く、そんな人が病院でリラックスすることは難しく、感じた事や思ったことを全部伝えられない事も多くあります。一方、自宅ならば安心感もありリラックスすることが出来て、病院では言えないような些細な事も話せる雰囲気となっている感じがしました。他には医師や看護師は白衣でなく普段着である事から患者さんとの距離感を作らせないようにしている工夫と思いました。

 次に感じたことは在宅医療ならではの診療でした。患者さんの家に訪問することでしか分からない事はたくさんあるという事がわかりました。患者さんが普段どういうベッドで寝ていてどういう環境にあるか。どういう趣味で日中どんなことをしているか。なかなか親密にならないと聞けないようなことも訪問すればなんとなくわかってきます。そういったことから治療の糸口を見つける事が出来ることもあるんだなと思いました。他には、毎回残薬の確認を行い、服薬コンプライアンスが保たれているかの確認をされていました。今まで患者さんは内服薬をきちんと内服しているであろうという思い込みがあったので、思ったより内服できていない事は多いという印象を受けました。

 CMCの研修期間中の日直でたまたまCMCからの急患患者の対応をする機会がありました。休日であっても電話ひとつで緊急往診をされ緊急性あれば入院とするという一例を見させていただきました。

 今まで急性期病院で1年間研修をしてきて、病気となって病状が悪化した患者さんをみることが殆どであったので「状態を良くする」ことばかりで「悪くならないように現状を維持する」といったことをする機会がなかったような気がします。患者さんの為にも病気にならず、病院(特に急性期病院)に行かないようにするということの大切さを感じました。

 今回の研修を通して、急性期の患者さんを診る時でも、患者さんはいままでどんな生活をしてきたのか、今後どういったことを目標(自宅退院が可能かなど)にしていくかを良く考えながら治療をしていく必要があるなと感じるようになりました。

 最後となりますが、2週間にわたりいろいろと優しく指導して頂いたCMCのスタッフの方と、突然の訪問にも関わらず笑顔で迎えて下さった患者さんとその家族の方にお礼を申し上げます。
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by cmcweekly | 2014-06-27 16:16 | 感想
広島総合病院 
研修医2年 中野貴之

大学での地域医療の実習の一環で一度、往診に同行させて頂く機会がありました。神石病院での研修期間中であり、往診に行った場所は神石病院よりもさらに山奥でこんなところに人が住んでいるのかと思うような場所でした。その経験から往診とは山奥に行くものだという印象でした。そのような印象を抱いて初日に往診に向かった場所は私の母校の近くで見慣れた、懐かしい地域でした。
ALSの患者さんで、胃瘻での栄養管理を実施しており、気管切開をし人工呼吸を装着していました。その患者さんに先生は気管支鏡をバッグから取り出し気管へ挿入し、ファイバーを観察しながら気管の観察や痰吸引を行っていました。大学の実習で抱いていた印象とは全く別の光景がありました。そして何より患者さんが家族、定期訪問にきている医師、看護師の方々に囲まれ笑顔でいる事が印象に残りました。簡単に比較できる程単純な事ではないと思いますが、入院して受けられる医療を自宅でこのように受けられるのならほとんどの人が後者を選ぶだろうと思いました。
それに加えてコールメディカルには300人以上の患者さんがおられますが、その一人ひとりに合わせた医療を提供できる利点があると思いました。患者さんの疾患による医療を超えて、その人の生い立ち、家庭環境、さらには性格などに対して、柔軟に対応できるのも、在宅医療の強みだと思いました。ただしそのためには患者さんと患者さんの家族の人たちと、医療スタッフの信頼関係が必要不可欠であるのだという事も感じました。その信頼関係を築くために365日24時間体制で日々働いているコールメディカルのスタッフの方々の姿に感銘を受けました。往診に同行させて頂いた先生から、在宅医療で大事なのは患者さんに24時間毎日何かあったら来てくれるという安心感を持ってもらう事だ、という事を聞きました。広島総合病院で普段は入院している患者さんと対応する機会が多く毎日2、3回何気なく回診していましたが、果たしてその時患者さんに安心感を持ってもらえるよう接することができていたか疑問に思い、そして改めて患者さんへの接し方について考えさせられました。
また、コールメディカルでの研修ではリハビリ訪問にも同行もさせて頂いたり、また昼休みにはデイケアの様子を見させて頂いたりと、他職種と協力した医療というものを間近で見る事ができ、チーム医療の大切さを改めて実感出来たと思いました。病院での医療ではどうしても患者さんとその家族の人達は受け身になってしまいます。しかし在宅医療では逆に患者さんとその家族が中心となっていました。糖尿病の患者さんがこういう食事をして工夫しているけど他に何か良い方法はあるかと訪問している先生に尋ねたり、家族の人がリハビリを積極的に行っている姿をしばしば見ることが出来ました。そして病気を治すうえで、本人のやる気であったり、家族のサポートが本当に重要だと感じました。

2週間、突然の訪問にも関わらずとても温かく迎えて下さった患者様、ご家族の方々、また本当に優しく指導して頂いた医療スタッフの皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。今後、ここで得た経験、知識を生かして少しでも患者さんが求めるような医師に近づけるように精進していきたいと思います。
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by cmcweekly | 2014-05-19 12:09 | 感想

見学者の感想

訪問看護ステーション 草津かもめにて理学療法士をしています日野と申します。
この度、コールメディカルクリニック(CMC)にて一日見学をさせて頂きました。

広島の在宅医療ではCMCを知らない人はいないくらい有名で、人工呼吸器などを使用されているALSや神経難病の患者様でも安心して在宅療養が継続できるような医療やリハビリを提供されていると聞いていましたので、実際どんなところなのかとても楽しみにしていました。

 午前は訪問リハビリのPTさんに同行させて頂きました。
どのご家庭でも、患者様のみならずご家族様も一緒にPTさんが来るのを楽しみに待たれていました。
ある患者様は、室内で軽いストレッチや筋力トレーニングを済ませた後の屋内歩行は伝い歩きでやや不安定でしたが、ご自宅のお庭に出ての歩行訓練では、大きな石もあり足場は非常に不安定にもかかわらず、金柑の実を一緒に採ったり、足元に生えているハーブの種類を摘んで説明してくれたときの患者様の輝いた顔としっかりした歩き方は忘れられません。また、突然の見学者にも快く迎えてくださり、いつもはお庭の散歩は一回なのに私に植物の説明をして下さるために二回も行って下さったことからも、この患者様がお庭が大好きで、お庭に行きたいという思いが楽しみであり、行動力になっていることを実感しました。
高齢者の方にとって運動は敬遠されがちです。病院のリハビリのように訓練要素で屋外歩行をするのではなく、生活の場である在宅で、ご本人様の楽しみやしたいことを支援していくことが訪問リハビリであると再認識しました。

昼食はデイケアにて、ご利用者様と一緒に頂きました。カフェレストランに来たのかと思うくらいのおしゃれで明るい環境でした。またデイケアのスタッフだけでなく、訪問のスタッフも一緒に食べることでご利用者さんの状況を全スタッフが把握できる環境でした。昼食が手作りで温かく、器も本物で彩りも素晴らしく、とにかく美味しい!!また、他職種のスタッフが気軽に会話ができて、とっても楽しい!!普段はミーティングをしながらお弁当を掻きこむだけの私にとって、夢のようなお昼休憩を過ごす事が出来ました。

午後からは院長先生と看護師さんの訪問診療に同行させて頂きました。
午前の訪問リハビリ同様、どのご家庭でも患者様とご家族様(ペットのハナちゃん)が笑顔で、先生方の訪問診療を楽しみに待っていたのが分かりました。また突然の見学者の訪問にも快く迎えてくださったことから、CMCのスタッフとの信頼の強さを実感しました。
先生が患者様の手や足を触りながら、患者様と同じ目線の高さに合わせてゆっくりと話をされ、患者様の立場にたった優しくて温かい診察をされていました。また患者様自身もご自宅なので普段着でリラックスされており本音をスタッフに伝えやすい環境なので、改めて訪問診療は在宅生活の一部であるという理念に沿ったサービスだと実感しました。また、家族の方へも患者様のご様子を聞き、しっかりとコミュニケーションをとられて安心して在宅療養が継続出来るように支援されていました。

看護師さんの働きも素晴らしく、先生が次に何をするのか予測のもと先取りで器具を用意されたり(なかなかPTの私にはこの辺の要素がなく見習うべきところです)、ご家族様へ薬の残量を聞いてチェックしたり、また訪問前に再度カルテをチェックして医師に確認することでダブルチェックを行い、チームで訪問診療をされていました。

訪問診療の移動車中で院長先生が、「在宅医療は、われわれ医療スタッフだけが患者様を治すという姿勢ではなく、在宅生活の一部として、患者様の立場になってご家族様と一緒に患者様を診ていくという関係作りが大切です。そのために、しっかりと患者様や家族様とコミュニケーションをとることが大切です。また、万が一何か手違いがあっても変に取り繕うのではなく、直ぐにその場で謝ることが信頼関係を築くことにもなります。」と教えて下さり非常に感銘しました。
将来、私の両親や私自身に何かあれば、CMCで診てもらいたいと心より思いました。


医療・介護サービスともに、多様化する患者様のニーズに対して選ばれる時代となっています。
訪問リハビリに携わってまだ経験の浅い私にとって、この度の見学は非常に有意義な経験となりました。
私も将来、CMCのスタッフのように患者様から選ばれるサービスが少しでも提供できるように、精進したいと思います。


最後なりましたが、突然の訪問でも温かく迎えてくださった患者様、ご家族様、そしてお忙しいなか丁寧に接して下さったCMCのスタッフの皆様、この場をかりて心よりお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
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by cmcweekly | 2014-05-16 17:52 | 感想
2月17日~1週間半、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の下地清史先生の実習を終えての感想を掲載します。


 2月18日から2月27日までの1週間半研修させて頂きました。コールメディカルクリニック(CMC)は院長の岡林先生の講演会や著書を通して、外来でもない入院でもない在宅医療として「第3の医療」を展開していることにすごく興味をもって研修に参加させていただきました。
 CMCの朝は毎日前日分の訪問診療や訪問リハビリ、デイケアについてのカンファレンスから始まります。医師・メディカルスタッフが全員そろって行われるカンファレンスにまず驚きました。全員がすべての患者を把握するように努めるのです。訪問移動中に自分の担当でない患者のことでもディスカッションしているスタッフの方をみると、このカンファレンスの大切さを実感しました。
 いざ訪問に伺うと、患者さん本人およびご家族の方が笑顔で我々を迎えてくださいます。私たちが患者さんと相対するときには、外来にしろ病棟にしろ、ほとんどそういった機会はないように思います。患者さんおよびご家族の方とのあまりに良好なコミュニケーションに驚くとともに、ヘルパーの方がいらっしゃればそこでもすぐにミニカンファレンスが行われます。患者さん、ご家族、メディカルスタッフが大きな輪をもって医療が日々実践されていることを実感します。
 画像検査以外の検査はほぼ施行することができるというハード面の充実さもさることながら、CMCの診療は問診と身体診察が8割以上を占めます。総合病院ではついつい聞き流してしまいがちな患者さんやご家族の訴えに大いに耳を傾け、今介入しなければいけない状況をアセスメントし、薬剤の調整や処置、ときには患者さんの教育といったプランを立てます。いってみれば当たり前のことかもしれませんが、外来や病棟で多くの患者さんを担当しながらの診療ではないがしろにされがちな、この基本的な診療姿勢を貫いていることに感動しました。提供する側の自己満足になりがちな診療に妥当性を担保し、受ける側の満足度を上げつつプロブレムが解消されていくことに、同じ患者さんに2度目に診療に伺った際に成功しているのを目の当たりにしたときに、自分の普段の診療姿勢を反省する機会を得ました。
 CMCでは朝のカンファレンスのほかにも、退院前カンファレンス、緩和ケアクラブ、ケースカンファ、ケアカンファレンスという形で様々なカンファレンスあります。幸い私はすべてのカンファレンスに参加することができましたが、患者さんにCMCが担当する前から介入し、あるいは以前担当していた患者さんについて情報のバックアップを得ることで、近隣の病院や施設と連携を取りながら地域で包括的にその患者さんを支えていこうとする形は教科書よりも教科書的なイメージをもちました。
 人間はいつか必ず死を迎えます。それが、呼吸不全を伴ってか、心不全か、はたまた癌なのかは人それぞれです。けれども、昨今多くなってしまっている病院での死を、自分が慣れ親しんだ自宅で、それも緩和的に苦痛を和らげながら迎えることができたなら、これほど貴いことはないと考えます。そのような状況におかれた患者さんを訪問させていただきながら、いつかは自分の家族が、自分が・・・ということを常に想像しながら参加させて頂いていました。前述の診療姿勢とのひとつとしても、このようなことに思いを馳せることが出来たのも今回の研修ならではだと思います。
 最後になりますが、いち研修医に親しみやすく接して頂き、またさまざまな場面で指導していただいたコールメディカルクリニックの皆さんに深く感謝して、研修の感想とさせていただきたいと思います。
 まことにありがとうございました。
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by cmcweekly | 2014-03-03 08:36 | 感想
12月16日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の林晴奈先生の実習を終えての感想を掲載します。


 コールメディカルクリニック(CMC)はただものではない在宅医療をしているらしい。CMCで実習した同僚の話を聞いたり、ビデオを見たりして、うすうす感じていました。実際どんなところなのか、とても楽しみにしていました。

 CMCでは主に病気や障害で病院に出かけることのできない人の訪問診療を行っていました。先生方は、「外来と入院の中間」と言われていました。1人の患者さんを30分以上かけて診察されており、忙しい病院の外来が普通と思っていた私はびっくりして、優しい医療だなあと感じました。さらに夜間休日も往診していて、患者さんや家族は安心して在宅でいられるし、救急車の出動回数の減少にも貢献しているということでした。
 病院にあってCMCにないものは、画像検査と手術でした。しかし、レントゲンがなくても、打診と聴診で胸水の範囲は大体分かるし、エコーもある、と言われました。CMCの医療には、丁寧な診察、超音波検査、血液検査、点滴、薬物療法、まるでICUのようなNIPPVや人工呼吸器・気管支鏡・cough assistなどの痰喀出装置、そして患者さんの食べたいものや普段の環境がありました。患者さんは家で暮らしながら入院と遜色ない医療を受けられていました。もちろん在宅で介護する時間と労力のある介護者がいる、というのは現代においては幸運な事かもしれないし、色々な良し悪し、重症度などもありますが、自宅療養している患者さんは病院に入院している患者さんと比して穏やかで在宅に満足気な印象を受けました。

 長い間、在宅で診られていた患者さんのお看取りにも立ち会わせていただきました。穏やかな最期でした。ご主人は亡き伴侶に、穏やかに「さよなら」と語りかけられました。CMCでは、苦痛を取り除く医療を提供すると同時に、患者さんや家族に寄り添い、傾聴して死を迎える準備をし、さらに亡くなられた後も家族を訪問して支えるということでした。
 もちろん別れは淋しいけれども、「死」は必ず訪れるもので、病気や老衰で死ぬのは悪いことではありません。一方で、核家族化し、歳を重ねた家族と暮らす機会の減少した現代では、元気な頃の家族の記憶はあっても、その家族の病気や死を受け入れることは難しいかもしれません。死期の近づいている患者さんの命は救えないことが多いですが、患者さんや残された家族の心を救えるような医師になりたいと思いました。

 どのお宅に伺った際でも、突然の実習者の訪問にも、患者さん、ご家族(、ペットの犬や鳥)が快く迎えてくださり、CMCのスタッフとの信頼の強さを実感しました。また、問診の合間の日常会話では患者さん、ご家族から教えていただくことも多く、医療を超えて人と人との付き合いができていると感じました。
 本当はきょろきょろしては失礼なのだけれども、私は患者さんのお宅で、患者さんの若い時の写真とか、亡くなったご主人の賞状とか、写真とかを見るのが好きでした。病院に受診する患者さんたちの生活背景が少し垣間見られたのが、2週間の実習の最大の収穫かもしれません。
 普段暖かい病院に慣れてしまった私は、最初は寒くて、お宅に行ってもこっそりヒーターやカーペットを探し、日々防寒装備が増えていきました。外に出て季節を感じられるのも訪問診療の醍醐味の一つであると思いました。
 最後になりましたが、CMCの皆様には在宅医療について教えて頂いただけでなく、時には進路相談を聞いてくださったり、また他愛もない会話で楽しませていただきました。ごはんもとってもおいしかったし、スタッフ同士も職種関係なく人と人の付き合いをされていて、いい職場だなあと思いました。2週間大変お世話になり、どうもありがとうございました。
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by cmcweekly | 2013-12-28 14:29 | 感想

CMC広島のスタッフが毎週更新していきます。お楽しみに☆


by cmcweekly