カテゴリ:感想( 34 )

実習の感想④

11月24日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の河村夏生先生の実習を終えての感想を掲載します。



二週間という短い間でしたが、この度コールメディカルクリニック(以下CMC)さんにお世話になりました。最初は、在宅医療に対しては、医療とは言うもののそこまでしっかりとした医療は行えないのだろうと思っていました。しかしCMCでは、患者さんの状態が変化したときには毎日でも往診に行くし、点滴はもちろんエコーを使い腹水穿刺という手技など、非常に多くの医療を提供していました。
また、在宅医療を導入している患者さんやその家族は「何かあったときにどうすれば・・・」といった不安があると思いますが、文字通り365日24時間、連絡があればいつでも患者さんの家に往診行っている、という印象でした。中でも僕がCMCでお世話になっている間にあった出来事で特に印象に残ったのが、『CMCの職員さんがある患者さん宅に電話をかけてみると繋がらず、不安に思い家へかけつけてみると、自宅で転倒し骨折し動けない状態』となっていたが、そのまま職員さんが救急車を呼び病院に運ばれた、といったことがありました。
高齢者の方が自宅で転倒し骨折、というのは病院に勤務していると良く聞くエピソードですが、特に一人暮らしであった場合には、誰にも気づかれず、数日経ってから病院に運ばれ、そのときにはかなり衰弱しているというのをしばしば目にします。向こうから連絡があったわけでもないのに、わざわざ患者さん宅まで様子を見に行くという姿勢には素直に感動しました。
病院に入院する患者さんが在宅医療を希望されたときには、自分自身が在宅医療に懐疑的な目を持っていたのですが、ここまでしているクリニックがあるのであれば(もちろん施設によって差はあるとは思いますが…)、自信を持って患者さんに勧めていけると思いました。
在宅医療はその需要にも関わらず、まだまだ普及していないというのが事実であると思いますが、今後在宅医をやる医者が増え、もっと普及していけば、患者さんやその家族の医療に対する満足度も上がると思いました。

最後に、この度の研修を通してお世話してくださった職員の方ならびに患者様とそのご家族の方にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
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by cmcweekly | 2011-11-04 16:11 | 感想

実習の感想③

11月3日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の中村覚粛先生の実習を終えての感想を掲載します。



 私は2週間の短い期間でしたが、CMCの研修を終えました。
脊椎腫瘍のため在宅リハビリをされていた女性、介護者は夫。家に訪問してみると、○○さんはベッドに横になっており、こちらのしゃべっていることは聞き取れている様子だが、言葉はうまくしゃべれず、表情で読み取ることができる程度。私と先生が話しかけても「あっちにいけ」っと診察を嫌う様子。旦那様以外の男性はだめですかの質問にい「yes」とお返事。夫から最近の様子を問診すると脱腸を繰り返しているらしい、暖めるだけですごく効果があると。診察上は特に変化なくこのままリハビリを継続するという方針へ。後日、私は○○さんのリハビリに動向させていただきました。始めは筋肉をほぐすマッサージから。本人は痛がり、やめてくれっといった感じ。すでに下肢は廃用に近い状態になっているため、根気強いマッサージが必要となる。マッサージが終わるとボールを使ったリハビリ。私は、このとき、信じられない光景に出会いました。あれほど体を動かすことを嫌っていた○○さんは、すばやくボールとキャッチすると私にフェイントまでしてきたのです。表情も以前と違い笑顔が見られます。
 次は院長と同世代の女性。こちらも脊椎腫瘍で寝たきりです。表情はおだやかで、先生は話し相手?といった感じ。人とおり診察を終え、△△さんは先生を雑談していた。「昔は生きることさえ意味がないと思っていたのにね~、今はこうして先生と話をすることさえ楽しいのよ~。ありがとうね~」今はこうして笑顔で対応できるが、病気を受け入れるまでには相当の苦労があったのだと思う。
 私が往診に同行して受けた印象は、医療はCMCなど在宅医療を中心に成り立っているということである。私は基幹病院の研修医ですが、こうした病院に送られてくる患者さんの普段の生活を診て支えておられること、基幹病院はそれを支え協力する位置にすぎないと思う。
 CMCは普段の在宅医療のイメージとは違い、活気があり、やはり救急を感じさせるのは広島県の医療従事者の中で浸透しつつありますが、私は一番感じたのは、人が好きだということです。人間性を重んじなければここまでの医療サービスを提供することはできないと感じた私はCMCの研修では病院ではみることのできないたくさんの笑顔を見ました。ですが、すべての患者様にCMCにたどりつくまでドラマがあったとお聞きしました。それを長期間時間をかけ努力された患者さんとCMCスタッフの結果なんです。医者を目指したときにみんなが思った人を助けるとはこのことではないかと私は思います。
 最後に、院長の気さくさと暖かさは私の将来目指すべき医師像です。患者様のみならず、スタッフみんな気兼ねなく対等に話しができます。病院にも教科書にない経験からの診察・治療法も教えていただきました。私自身、私は先生とお会いできて今後の自分の将来を考える良い出会いになりました。本当にありがとうございました。
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by cmcweekly | 2011-11-04 16:08 | 感想

実習の感想②

7月19日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の定秀孝介先生の実習を終えての感想を掲載します。



 学生時代にある総合病院に実習に行った時に、在宅医療の往診に同行させていただくことがありました。その際、2時間で10人くらいの診察をしていました。1件あたりの診察時間も短く、診察もほとんどしていなかったように記憶しています。数分会話して前回と同じ薬を処方するのが往診だと思っていましたが、違いました。コールメディカルクリニックでは午前中に3~4件を訪問診療しています。1件あたりの訪問時間も長く、毎回バイタルから診察・問診までを丁寧に行うため、普通の病院での診察よりも非常に質の高い医療を受けておられるような印象をうけました。コールメディカルクリニックに無い装置はCT、MRI、レントゲンですが、提携病院で撮影可能であり、在宅だからといって診療の質を低くありません。院長はじめ、救急やICUで経験をつんだ優秀な医師、スタッフがそろっているため、いざという時には非常に迅速な対応が可能との事でした。大動脈解離や腹部大動脈瘤の切迫破裂などで一命を取り留めた患者さんは非常に先生方に感謝をしておられました。頻繁に顔を合わせることで、患者さんの状態が的確に把握でき、次に起こりうる緊急疾患を予想できるそうです。こういった先生方が24時間体制で対応していただけるということで、患者さんは自宅にいながら非常に大きな安心を得ることができると思います。
 また、在宅医療の導入の前には、患者さんが関わる全ての人(家族、ケアマネージャー、訪問介護士、入院病院のスタッフなど)とカンファレンスを開き、どのように患者さんを在宅で治療をしていくか相談しています。このカンファレンスで患者さんに関わる全ての人が患者さんの治療方針を確認することができ、患者さん一人一人に合った治療を行うことができていました。
 もう一つ驚いたことは、スタッフと患者さんの距離が非常に近いということでした。患者さんの冷蔵庫を勝手にあける院長や、患者さんと喧嘩しながら嚥下機能訓練をする言語聴覚士、患者さんと飲みに行ったり、カープを応援に行ったり、亡くなった後に花を持って見舞いに行ったり、家族のような関係を築いておりました。
 
 今回の実習で在宅医療の必要性を痛感しました。コールメディカルクリニックでは一般の病院では出来ないような、患者さん優先の医療を実践できていると思います。自分自身も、当院のスタッフのように患者さんと家族に満足していただけるような医療を提供できる医療人になりたいと思いました。今までは患者さんと病気以外の会話をすることが少なかったですが、世間話をすることで患者さんのいろんな思いを聴けることができました。
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by cmcweekly | 2011-07-28 15:38 | 感想

実習の感想①

7月4日~2週間、実習にいらっしゃった、JA広島総合病院 臨床研修医2年次の新田和宏先生の実習を終えての感想を掲載します。



2週間の往診を経験し、数多くの患者さんが「365日24時間いつでも電話一本ですぐ駆けつけてくれる先生がいるのは心強い。」、「病院では体調が悪いのに外来で何時間も待たされたあげく3分診療で病気が良くならない。満足感が全然違う。」ということをおっしゃっていた。
総合病院での診療では外来で多数の患者さんの診察や、さまざまな検査をこなさなければならないため、どうしても時間に追われてしまい患者さん一人一人に費やせる時間が限られてしまう。そのため患者さんの些細な訴えを聞き流したり、ちょっとした変化に気づけないことがある。
しかし体調が良い時も悪い時も定期的に往診し、患者さんの信頼を得て本音を聞きだし、日常生活に深く関わることで質や満足度の高い医療が提供できる。さらにコールメディカルでは救急現場の第一線で活躍していた博識な医師がおり、コールメディカルの方々とまめにカンファレンスなどで患者情報を共有しながら診療しているため、医療の質が非常に高い。さまざまなメディアの方々がコールメディカルに注目して取材に来るのも納得できる。コールメディカルでの実習を経験し、在宅医療のイメージは一新した。将来自分が担当した患者さんが退院することになり、在宅医療を希望することがあればコールメディカルに紹介したい。それほど信頼できるすばらしいスタッフのそろった病院だと思った。

また院長先生の患者さんの心のつかみ方が大変勉強になりました。患者さんに積極的にボディータッチすることで安心感や満足感が飛躍的に向上すること。信用を得るためには第一に自分が患者さんを好きになること。患者さんだけでなく、その介護をしている家族の変化にも敏感であること。今回の実習で患者さんにとっての理想の医師像の一つを見せていただいた気がします。
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by cmcweekly | 2011-07-15 15:03 | 感想

CMC広島のスタッフが毎週更新していきます。お楽しみに☆


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