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「育児」は「育自」

 兄弟姉妹や従兄弟も多かったこともあり、子どもは昔から大好きでした。それまでは緩和医療方面に進もう思っていたのに、小児科実習を経た後は子ども相手の仕事しか考えられなくなり、今に至ります。現在では残念ながら、仕事で子どもと触れ合う機会があまりないのですが、おじいちゃまおばあちゃまの可愛さに日々癒やされています。
 そんな私は3人の保育園児の母です。コールのスタッフからは、「仕事と育児、両立していますね!」なんて言われていますが、母というのは名ばかりで、育児担当は優しい保育園の先生です。あれだけ子ども好きを公言していたのに、「保育園万歳!土曜日保育万歳!」なんて言って憚らなくなってしまいました。
 10年くらい前、小児科学会でテレビ等の長時間視聴に関する提言がありました。その当時まだ青くピチピチだった私は、「2歳未満の子にテレビは見せないようにしましょう。親の責任ですからね。」と偉そうに育児指導していましたが、今では「独りにしないことと長時間でなければ、テレビ見せて良いですよ~」と人に優しいふりして自分に甘い事、この上ありません。(小児科学会の提言でも「長時間」見せないように、ということで、全く見せないようにとは言われていません。一応、念のため・・というか保身のため?)育児相談を受けても、「そんなの大丈夫よ~」で終わることが9割です。
 そんなテキト-な私の子どもでも、有り難いことにスクスクと成長しています。
 この春年長さんになる長男は、「そんな意地悪なこと言ったら、カッパ寿司(新幹線がお寿司を運んでくれる回転寿司)に一緒にいかないからね!」と、私の口癖そっくりなことを言います。以前は外出の度に迷子になっていた4歳の次男も、保育園の先生から「Tくんはお兄ちゃんになりましたよ!みんな静かに座っている時に走り回ることが少なくなりました!(注:なくなりました、ではないです)」と褒めてもらいました。そして、新横綱・鶴竜似と言われる4月で2歳になる三男も、「でんしゃ」「ばしゅ」「とっきゅうじゃー(今一番アツい戦隊ヒーロー)」「しんかん(せん)」など、ようやく言葉が出てきました。ほとんど乗り物の単語で、なかなか母は呼んでもらえませんが・・
 いつも同じようなお弁当だし、嫌いなものも結構入れているのに、ちゃんと残さず食べてくる息子たちをみて、成長したなあと目を細めた数秒後には「こらー!咬んだらダメ!叩いたらダメ!キックもダメ!」と、「お母さん、なるべく使わないようにしてくださいね」と以前指導していた「ダメ」を連発しています。そんな風に怒っていると、最近息子たちが「ごめんなさい、お母さま!」と言うようになりました。これは、私が怒っている時に、「お母さま」と言われ不覚にも笑ってしまった後からこうなったのですが、外出中にも「ごめんなさい、お母さま!」と言うため、どうも周りからセレブ奥様と思われているようです(誰からも言われませんが)。その後、「お母さん、笑って!」と言われ、頭から角が何本も出ている自分にハッとし、『「怒る」じゃなくて、「叱る」ですよ~』と言っていた頃を思い出し反省・・。「育児」は「育自」と痛感する今日この頃です。
by cmcweekly | 2014-03-28 17:34 | プライベート公開

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